2021-01-01から1年間の記事一覧

3月7日(日)

日曜日は教会に行きます。私はクリスチャンです。もう何十年もクリスチャンです。今までの日記を目にしていただいた方がいらしたら、とてもクリスチャンとは思えないとおっしゃるに違いない。世間的にクリスチャンのイメージは、敬虔で従順なものでしょう。…

3月6日

直ちゃん今どこにいますか?この問いを毎日繰り返す。この問いは、私はこれからどうなるのか、人間はどういう形で次の世に行けるのか?若い頃も同じように問い続けただろうけど、若い頃は一般的な思いだった。今こそ、自分自身の時間の中に、避けて通り抜け…

3月5日

もう目の前に、シルバーカーを押して歩ける道路が見えてくる。そう思うと、そのほんの少しの辛抱をしなかったら、この一冬の忍耐が台無しになる。そう思うと、真冬には果敢に挑戦していた外歩きに、強いブレーキがかかって外への一歩が踏み出せない。それが…

3月4日

介護認定を受けた者が、リハビリを兼ねて通う施設がある。内容も時間も様々で自分に合ったところを選べるようになっている。食事や入浴介助のあるところもあるし、リハビリに特化した施設もある。ディサービスと言われている。 今日は私のディサービスの日だ…

3月3日

お雛さまを飾って健やかな成長を祈る日だ。なんと和やかな祭りだろう。ひな祭りが女の子の祭りであるように、当然のこと男の子の祭りもある。武者人形を飾ったり、兜を飾る。ひな祭りに桜餅を食べるように、端午の節句と名付けられたその日は柏の葉で包んだ…

3月2日

猛吹雪の1日が終わりに近づいている。どんな1日にも終わりがあるというのは、神さまの一番大きな恵みかもしれない。神さまのことは何十年教会に通い、説教を聴き、祈る言葉を覚えても、分からない。わからなくても、どれだけ苦悩を与えられても、神さまが…

3月1日

直ちゃんと私は、初めての子どもを同じ歳に授り、二番目の子も同じ歳に生んだ。私は一男一女で出産を終えたが、直ちゃんはさらにもう一人もうけた。上の二人が女の子で最後に男の子が与えられた。 高校、大学をまっすぐに進み、きっとそれが彼女が最初からの…

2月28日

二枚目のカレンダーを取り除いて、明日から弥生。三月は人の動きが多くなる。卒業、移動、引っ越しなど喜びや期待が膨らむ月。 中学生の時に出会った直ちゃんとは、高校生活も一緒だった。高校は都立で、その頃は都内で三番目の高学歴を誇る進学校だった。 …

2月27日

今週は冬に舞い戻ったように寒かったけれど、もうすぐ三月です。早かったのか遅かったのか、私には感覚がありません。 新しい年が始まって、気がついたら春が目の前の来ています。こういう時間の流れ方が一番嫌いなのに。ちゃんと確認して自分の人生を生きた…

2月26日

今日は又すっかり白銀に覆われました。春は行ったり来たり、気持ちが揺さぶられる激しさ。こういう時間を過ごしたことがあったなぁと、若い頃を思い出します。 直ちゃん、不安定になるのは、あなたを探して気持ちが行ったり来たりするからだと感じる。あなた…

2月25日

直ちゃん帰ってきたんだね。家族の祈りと直ちゃんの強い意志が奇跡を起こしたのでしょう。二ヶ月も眠っていたのに。 これからどんなにか厳しいリハビリが待っているか分からないけど、なんでもやり遂げる直ちゃんだから頑張れるよね。 私は、自分の非力さに…

2月24日

直ちゃんどこにいるの? 去年の暮れ、29日に脳梗塞で倒れたと、ご主人から連絡をいただいたあと、私は毎日直ちゃんを探しています。どこにいるの?向こうの世界にいるのか、この世界にいるのか、その二つの世界が混じり合っているところにいるのか。探しても…