4月3日

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アパートの駐車場、冬の名残の残雪。毎年この冬の思い出をグラム幾らかで売れないかなと思ってしまう。そのくらい、懸命に寄り添って生きた冬の季節を愛おしく思う。駐車場のコンクリートが現れて、ほんのひと握りに姿を変えても、雪に閉じ込められた冬の厳しさ私は忘れられない。

春の来ない冬はない。朝の来ない夜はない。誰もがそう言うけれど、冬の真ん中にいると一生この雪は無くならないのでは?と思ってしまう。でもこうして必ず雪は溶けていく。季節は不思議だ。自然は不可解だ。穏やかに優しい空気を、恐れずに吸い込むことが出来る春。このストレスのない季節は、やがて地面を焼き尽くすほどの暑い季節にバトンタッチする。このコンクリートも、日中は灼熱の太陽に焼かれる。

直ちゃんは夏が嫌いだよね。暑さが苦手で、家の近くにある公民館に避難すると言っていた。今年の夏は病院にいられるといいね。病院はイヤだろうけど、適温をキープしているのは病院。体力が落ちている時は、冷房が強すぎず弱すぎない病院は快適だよ。

今日は歩行器を押してスーパーに買い物に行った。運動を目的にしているけど、スーパーは魅力的だ。ついお金を使う。見切り品になっていたマンゴーを買った。沖縄で食べたマンゴーが美味しかった。フィリピンのマンゴーはどうだろう。漬物も買った。教会の友のためにゆで卵も買った。明日はイースターだから。